【ニュース・アメリカ】元ハーバード大学化学・化学生物学部長、中国政府「千人計画」への関与に関する虚偽の証言などで有罪

 
ハーバード大学教授で化学・化学生物学部長であったチャールズ・リーバー 被告は12月21日、中国政府の「千人計画」への関与を隠蔽し、虚偽の証言、税申告の不正、外国銀行口座開示書(FBAR)提出義務の不履行などの罪に問われていたマサチューセッツ地区連邦地方裁判所 での裁判において、陪審団から全ての容疑に有罪評決を下された。

 
2020年12月に逮捕され、ハーバード大学を有給求職中の同被告には、「千人計画」への関与に対する報酬として、1カ月に最高5万ドル、生活費最高15万ドルが支払われた他、中国での研究所設立に向けて150万ドルが支払われていたという。一方、同被告は、リーバー研究グループ の研究者として、国防総省及び国立研究所(NIH)からも総額1,500万ドル超の助成を受給していたが、外国から資金援助を受ける利益相反の開示は行っていなかった。なお、リーバー被告に対する判決は、後日下される予定である。

 
12月22日


UPI: Harvard professor convicted of lying about ties to lucrative China recruiting program


地域 アジア・オセアニア、北米
アメリカ、中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
国際交流 研究者交流