【ニュース・アメリカ】今日の大学生、大学の価値として卒業後の高収入よりも繋がりや経験を重視

米国大学書店運営を行うバーンズ・アンド・ノーブル・カレッジ社(Barnes & Noble College)とタイム社(Time Inc.)が発行するパーソナルファイナンス情報誌「マネー(Money)」は2016年7月13日、米国大学生及びその保護者を対象に実施した調査「大学の価値(Value of College)」の結果を発表した。

 

本調査は、現役大学生1,100人、現役大学生の保護者1,583人、及び大学卒業生の保護者1,583人の3グループからのオンラインアンケートへの回答を比較・分析したものである。

 

これによると、今日の大学生は、従来の大学生と比較すると、経済的な成功よりも充実したキャリア、新しいアイデアに触れること、及び批判的思考能力の向上などにより重要性を見出していることが明らかにされた。

 

その他の主な結果は以下の通り。
•学生の約3分の2と保護者の約半数は、学費の価格が進学先決定に影響したと回答。
•保護者の58%が日々の生活費を切り詰め、41%が退職後のための貯金を子どもの教育費のために切り詰めたと回答したのに対し、学生の約3分の1は、保護者が犠牲にしたものはないもしくは犠牲にしたことを認識していないと回答。
•学生の30%は、大学が提供する就職支援サービスを知らないもしくは利用していないと回答。
•学生の60%は、大学卒業後すぐに自立する予定はないと回答。
•学生が大学を転学する主要な理由は価格と社会的適合。
•学生数の男女比、男子学生・女子学生社交クラブ、大学間競技ランキングなどは、学生の大学選択基準において低位。

 

なお、本調査結果は、以下よりダウンロード可能。
The Value of College[PDF:716KB]

 

Barnes & Noble Education:Today’s College Students Value Connections and Experiences More Than Higher Salaries

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ