【ニュース・アメリカ】ワシントン首都圏大学コンソーシアム、新型コロナウイルス感染症検査用の可動式研究室を開設

 
アメリカン大学ワシントン首都圏大学コンソーシアムは、新型コロナウイルス感染症検査の推進に向けて、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)の研究者らと提携し、可動式研究室を開設した。本研究室では、UIUC 研究者が開発した唾液を検体とする新型コロナウイルス感染症検査
を行い、1週間に5万件以上の検査の処理が可能になるという。

 
アメリカン大学副学長のファンタ・アウ氏は、同大学のように医学部を持たない大学にとっては検査実施が大きな課題で、現在も症状の有無に
かかわらず検査を行っているものの、外部研究機関に検体を送付する検査様式であるため、結果が判明するまでに48~72時間を要していたが、新設された
可動式研究室では検査後8時間以内に結果が判明する
という。

 
また、検査コストは25~32ドルで、検査実施に訓練を受けた医療専門家を必要としないことから、大学経費の節約にも繋がるとしている。ワシントン
首都圏大学コンソーシアム会長兼 CEO のアンドリュー・フラジェル氏は、アメリカン大学、アメリカ・カトリック大学ギャローデット大学
メリーマウント大学などの地元大学が同研究室を頻繁に使用する計画としている。

 
同研究室は13週間に亘りギャローデット大学に設置され、メリーランド州ボルティモア市の公立高校生徒の検査にも使用される。

 
2月25日


Inside Higher ED: A COVID Testing Collaboration


地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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社会との交流、産学官連携 地域連携