2018年6月4日、暗号通貨ベンチャー企業のリップル社(Ripple)はブロックチェーン技術の導入を促進させるために「大学ブロックチェーン研究イニシアティブ(University Blockchain Research Initiative)」プログラムを立ち上げ、ノースカロライナ大学(University of North Carolina)、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)、ペンシルバニア大学(University of Pennsylvania)などを含む大学17校との間でパートナーシップを締結した。
本プログラムを通し、リップル社はブロックチェーン・暗号通貨・デジタル決済の研究開発に向けて5,000万ドルを寄付することになる。同社は、本イニシアティブ立ち上げの理由の1つとして人材の需要拡大を挙げており、ビジネス特化型ソーシャルネットワークサービス(SNS)のリンクトイン(LinkedIn)では2017年1年間で、「ブロックチェーン」もしくは「暗号通貨」をキーワードとする求人が4,500件以上掲載され、前年から150%増となっているという。
なお、同社が発表したプレスリリースは、以下より閲覧可能。
Business Wire:Ripple Announces $50M University Blockchain Research Initiative
CNBC:Crypto start-up Ripple donates $50 million to top universities to boost blockchain adoption