メリーランド州のラリー・ホーガン(Larry Hogan)知事は2018年5月8日、一定条件を満たす州内在住者を対象にコミュニティカレッジを無料化することを定めた法案に署名した。
同法は、世帯当たりの年収12万5,000ドル未満の家庭の学生と、年収9万ドル未満の社会人学生に対し、奨学金年間最高5,000ドルを支給するというもので、他の奨学金を含む学資援助で賄われなかった学費を州政府が負担することになる。
同奨学金の受給条件は、
- メリーランド州内のコミュニティカレッジ16校の中の1校に、高校卒業後もしくは高卒資格取得後2年以内に入学、
- 1学期あたり最低12単位時間の講座を履修すること、
- 高校での成績平均点(GPA)が2.3以上、
である。
州政府からの拠出額は年間約1,500万ドルと見込まれており、2019年から施行されることになる。
2018年5月8日
The Washington Post:Maryland governor plans to sign free community college bill into law
WBOC16:Maryland Approves Free Community College