【ニュース・アメリカ】ミシガン州デトロイト市、市内のコミュニティカレッジに進学する市内高校卒業生の授業料を2017年秋から無料化

ミシガン州デトロイト市は2016年3月22日、今春以降に同市内の高校を卒業する学生が市内のコミュニティカレッジ5校に進学する場合、授業料を無料とする「デトロイト・プロミス・ゾーン(Detroit Promise Zone)」プログラムを正式に立ち上げたことを発表した。本プログラムの対象となる学生は、11年生及び12年生でデトロイト市内の公立・私立高校及びホームスクールに在学した卒業生で、家族の収入に関係なく授業料が無料となる。但し、連邦学資援助無料申込書(Free Application for Federal Student Aid:FAFSA)の提出が各学生に義務付けられており、連邦政府及び州政府からの奨学金を差し引いた残額を同プログラムが負担することになる。同プログラムの資金は初年度は民間奨学金財団から支給されるが、2018年以降は固定資産税収入が資金源の一部として割り当てられる。マイク・ダガン市長(Mike Duggan)は、同プログラムを徐々に拡大し、最終的には4年制州立大学に進学するデトロイト市民の授業料を対象とできることを望んでいるとコメントした。なお、同プログラムは毎年約500人の学生が利用するものと見込まれており、同プログラムへの参加を希望する12年生は、6月30日までに指定のウェブサイトからの登録が必要となる。

 

CNN:Detroit makes community college free

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
学生の経済的支援 学費