【ニュース・アメリカ】ポスドク研究員、研究大学教員としてのキャリア追求に対する関心が顕著に低下することが判明

国立がん研究所(National Cancer Institute:NCI)に所属するがん予防フェローのケネス・ギブス氏(Kenneth D. Gibbs)らは、オンラインジャーナルのCBEライフサイエンス・エデュケーション(CBE Life Sciences Education)において、生物医学分野におけるポスドク研究員の職業選択に関する論文「米国における生物医学分野のポスドク研究員に見られるキャリア開発(Career Development among American Biomedical Postdocs)」を発表した。本論文は生物医学分野のポスドク研究員1002人が回答したオンライン調査の結果に基づいてまとめられたものである。これによると、大半のポスドク研究員は、所属機関から体系的なキャリア開発の機会を提供されているが、大学院から同様の機会が提供されたと回答したのは3分の1以下に留まることが明らかにされた。また、ポスドク研究員は、経歴に関わらず、研究大学における教員としてのキャリア追求に対する関心が顕著に低下し、教員以外のキャリアへの関心が高まることが明らかになった。

 

Inside Higher ED, No Career Clarity

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
人材育成 若手研究者育成、教員の養成・確保
統計、データ 統計・データ