【ニュース・アメリカ】ホッパー・ディーン財団、MITが提供するSTEM教育プログラム3件に対して2年間に亘り100万ドルを助成

マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)は2016年8月1日、ホッパー・ディーン財団(Hopper-Dean Foundation)が、MITが提供するSTEM教育プログラム3件に対し、2年間に亘り100万ドルを助成することを明らかにした。

 

本助成を受給するプログラムは、①MIT工学アウトリーチプログラム室(Office of Engineering Outreach Programs)を拠点とする、公立中学・高校生を対象とした学術強化・キャリア探索プログラムの「土曜日開講工学強化・発見アカデミー(Saturday Engineering Enrichment and Discovery (SEED) Academy)」、②MIT学士課程に在学する女子学生エンジニアチームが、女子中学生(6年生~8年生)に基本的なプログラミングのコンセプトを指導する「コデルト(CodeIt)」、③女性教員及びメンターを含む実用的且つチームベースの様式で工学・コンピュータ科学を紹介することにより、女子高校生にこれらの分野の追求を奨励する「女性のための電気工学・コンピュータ科学技術プログラム(Women’s Technology Program (WTP) in Electrical Engineering and Computer Science)」、の3件で、いずれのプログラムも、女性、低社会経済環境出身の学生及びアフリカ系・ヒスパニック系・米国先住民・太平洋諸国出身学生などといった、コンピュータ科学分野においてマイノリティで十分なサービスを受けていない学生を支援することで、コンピュータ科学・工学コミュニティの多様化を目的としている。

 

本助成は、プログラム費の減額・免除や週末のプログラムに参加するための交通手段の提供などを通して、一部の学生が直面する障壁を除去することに主要な重点を置いている。また、同助成は、MITの女性エンジニア協会(Society of Women Engineers:SWE)支部による広報・アウトリーチも支援し、これには、SWEを通じて企画されたその他の幼稚園から高校3年生(K-12)のためのSTEM教育イニシアティブへの援助やMITの学士課程在学女子学生に対するSWEの影響力拡大などが含まれる。

 

Massachusetts Institute of Technology:$1 million gift to support diversity in STEM education

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
学生の経済的支援 学費