【ニュース・アメリカ】ブラウン大学、学士課程学生に対する学費援助を返済義務のない奨学金のみに変更

ブラウン大学(Brown University、ロードアイランド州)は、「ブラウン・プロミス~ブラウン大学における学資援助の未来~(The Brown Promise:The Future of Financial Aid at Brown)」イニシアティブの下で、学士課程の大学に提供する学費援助プランから、学資ローンを撤廃し、返済義務のない奨学金のみとすることに取り組んできた。

 

これについて、2017年12月までに資金調達目標が達成されれば、2018~19学年度から、在籍生及び新入生に提供する全ての学資援助プランから、返済義務のある学資ローンがなくなることを9月20日に発表した。

 

同大学は、家庭の財務状況に関係なく、あらゆる収入レベルの家庭の学生への入学機会を拡大する「金銭的必要性に無関係の合格方針(need-blind admission policy)」を2003年から導入するなど、大学を手の届きやすいものとするために積極的に取り組んでいる。

 

9月20日に開始された資金調達キャンペーンは、2015年に立ち上げられた総額30億ドルの「ブラウン・トゥゲザー(BrownTogether)」キャンペーンの一環で、1億2,000万ドルの調達を目指している。「ブラウン・プロミス」イニシアティブは、学資援助予算として毎年余分に450万ドルが必要となり、実現のためには、まず3,000万ドルの調達が必要となるが、同大学は、これを2017年12月までに達成するという目標を設定している。

 

なお、本イニシアティブの詳細は、以下より閲覧可能。
Brunonia:The Brown Promise

 

2017年9月20日

 

Brown University:Brown launches campaign to eliminate loans from University undergraduate financial aid packages

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
学生の経済的支援 学生向け奨学金