【ニュース・アメリカ】パデュー大学工学部のコンピテンスベースによる学士課程プログラム、米国初のコンピテンスベースによる学位取得課程として認証

パデュー大学(Purdue University、インディアナ州)は2016年3月29日、当地域担当大学認証機関の高等教育委員会(Higher Learning Commission:HLC)が、同大学工学部(Purdue Polytechnic Institute)のコンピテンスベースによる学士課程プログラム「工学学際研究(Transdisciplinary Studies in Technology)」を学位取得課程として認証したことを明らかにした。本プログラムは、パデュー大学初のコンピテンスベースによるプログラムであり、米国初のコンピテンスベースによる学位取得プログラムとなる。同課程の卒業生は、技術的能力を獲得するだけでなく、複雑な問題解決、効果的なコミュニケーション、批判的思考、及び倫理的判断などといった、就職後に必要とされる能力を合わせて獲得することになるという。同大学は本プログラム開発のための取組みを2013年に開始し、高等教育における全側面を検証すると共に、人間の学習及び動機付けに関する最新研究を導入して、工学部教員が1年間をかけて学位取得のための案を作成した。同プログラムは、2015年にインディアナ州高等教育委員会(Indiana Commission for Higher Education)で承認されており、今回のHLCによる認証で学位取得が正式に認められることになる。

 

Purdue University:Purdue’s first competency-based program receives final approval

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育