コネチカット州教育長のミゲル・コルドナ氏は、ジョー・バイデン次期大統領から教育省長官就任を要請され、これを承諾したことが関係者に
よって明らかにされた。
バイデン次期大統領は、就任後100日以内に全米の学校を再開させることを誓約しており、コルドナ氏はこの取り組みの主導という重要な役割を担う
ことになる。
また、総額1兆7,000億ドルに上る連邦学資ローン負債を帳消しにすることを民主党議員の一部が要求していることへの対応や、トランプ政権下で
ベッツィー・デボス長官が制定した小・中・高等学校及び高等教育機関で発生した性的暴行事件への対応に関する新規則の撤廃要求への対応などにも
迫られることになる。
バイデン次期大統領は、選挙活動中に、デボス長官の後任には教員経験者を選出すると公約していたが、コルドナ氏は小学校教員経験者という。
また、経済的に厳しい環境下で育ち、最初の職はスペイン語のみを話す学校での教員であったことから、第2言語としての英語学習者や人種・民族的
マイノリティ児童・生徒が米国の学校で直面する問題に対する理解も深いとして、連邦議会ヒスパニック系議員連盟からの支持も受けている。
12月22日
AXIOS: Biden taps Miguel Cardona to lead Education Department
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
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