【ニュース・アメリカ】ハーベスト財団による助成を活用したSEEDイニシアティブの下で、バージニア州初のコミュニティカレッジ授業料無料化プログラムが発足

 
バージニア州では、ハーベスト財団(The Harvest Foundation)からの3年間に亘る総額310万ドルの助成を活用する「教育における学生の卓越性収穫(Harvest Student Excellence in Education:SEED)」イニシアティブの下で、同州初のコミュニティカレッジ授業料無料化プログラムが2017年11月に発表されてから、2週間以内に高校4年生(12年生)150人以上が同プログラムに登録した。
 
本プログラムは、バージニア州マーティンズビル郡及びヘンリー郡に在住し、一定条件を満たす2018年春の高校卒業生を対象として、パトリックヘンリー・コミュニティカレッジ(Patrick Henry Community College、バージニア州)に進学する学生の最初の2年間の授業料を無料とするものである。この機会は、一般教育終了検定(GED)合格者及びホームスクールプログラム修了者も対象としており、プログラム初年度は、約250人の学生が利用するものと予測されている。
 
ハーベスト財団会長のアリソン・ロスロック(Allyson Rothrock)氏は、同プログラムを通してマーティンズビル郡及びヘンリー郡における経済成長を促進し、地域企業の労働力に対するニーズを満たすことを戦略的目標としているとコメントした。
 
同プログラムに参加するためには、学生は、高校卒業後の最初の学期にコミュニティカレッジに在籍することが必要とされ、成績平均点が4段階評定の2.5ポイント以上で、入学後は成績平均点2.0ポイント以上を維持することが条件とされている。
 
また、1学期あたり15単位時間以上の登録が義務付けられ、学位・修了証を2.5年以内で取得しなければならない。なお、本プログラムは、テネシー州で実施中のプログラム「テネシー・プロミス(Tennessee Promise)」をモデルとしたものである。
 
2018年1月2日
 
Virginia Business:Program will allow students to attend college for free
 

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