【ニュース・アメリカ】ハーバード大学、タタ・グループとの間で研究協力に同意

ハーバード大学(Harvard University、マサチューセッツ州)は、インド企業グループのタタ・グループ(Tata Group)との間で、6年間に亘る840万ドルの研究協力関係を構築したことを明らかにした。これにより、同大学工学部及び経営学部とタタ・サンズ社(Tata Sons)、タタ・コミュニケーションズ社(Tata Communications)、タタ・スティール社(Tata Steel)などの同グループ企業が提携することになる。本協定は、ハーバード大学の技術開発局(Office of Technology Development:OTD)の調整の下で合意に至ったもので、ハーバード大学における最先端研究を支援すると共に、タタ・グループの技術事業リーダーに対して専門性開発プログラムを提供する。また、新技術開発促進と次世代リーダー養成を目的とした「タタ・フェローシップ・プログラム(Tata Fellowship Program)」が、ハーバード・ビジネススクール(Harvard Business School:HBS)において開講される。さらに、タタ・グループの経験豊富な社員を対象として、HBSエグゼクティブ教育プログラム(HBS Executive Education Program)の下で最高1年間の研修機会が提供されることになる。研究協力における当面の重点分野は、ロボット、ウェアラブル技術、及び、モノのインターネット(IoT)で、時間の経過とともに研究分野の範囲が拡大される可能性もある。

 

Harvard Gazette:Harvard establishes research alliance with Tata companies

地域 アジア・オセアニア、北米
アメリカ、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 産学官連携