【ニュース・アメリカ】ハーバード・ロースクール、出願時のLSAT結果提出義務付けを2017年秋学期入学者からGRE結果との選択制に変更

ハーバード・ロースクール(Harvard Law School)は2017年3月8日、入学希望者が出願手続きの際に提出する試験結果に関し、2017年秋学期入学者から大学院進学適性試験(Graduate Record Examination:GRE)もしくは法学大学院進学適性試験(Law School Admission Test:LSAT)のどちらか一方の提出を認めることを発表した。LSAT受験は、同ロースクール進学希望者に過去70年間義務付けられてきたが、今回の変更により選択制となった。これは、同大学院が取り組む入学者拡大戦略の一環としてのパイロットプログラムで、世界中で大学進学希望者が一般的に受験するGREの結果を入学審査対象とすることにより、法学大学院に出願しやすくすることを目指しているという。他大学では、アリゾナ大学法学大学院(University of Arizona College of Law)が、2016年からGREの点数を大学院入学審査対象として初めて採用し、それ以外に2校がこれに続いていた。なお、米国弁護士協会(American Bar Association)の法学大学院認可機関も、LSAT以外の試験結果による入学審査を認めることを検討している。

 

2017年3月9日

 

The Washington Post:Harvard Law School will no longer require the LSAT for admission

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集