【ニュース・アメリカ】ニューアメリカ、大学による予測分析導入に伴う倫理問題に対処するための枠組みを発表

無党派系シンクタンクのニューアメリカ(New America)は2017年3月6日、大学による予測分析導入に伴う倫理的懸念事項の誘導に対する支援を目的とした5つの誘導実践の枠組み「高等教育における予測分析~倫理的な利用のための5つの誘導実践~(Predictive Analytics in Higher Education:Five Guiding Practices for Ethical Use)」を発表した。本枠組みは、大学内でのデータ利用に関連する問題の全てに対応することはできないが、データの倫理的利用に関する会話をスタートさせることを意図して作成されたものである。ニューアメリカ上級政策アナリストのアイリス・パルマー氏(Iris Palmer)は、大学が卒業率を向上させ、学生に対する更なる支援を提供しようとするとき、予測分析の利用はさらに一般的になるとコメントしている。同枠組みでは、データ主導システムの計画・設計・実行段階において、「予測分析・適応技術を利用する目標・展望を設定しているか?」「予測分析によって意図せずに引き起こされる結果について考慮したか?」などといった、大学が討論すべき内容に関する質問事項を提示している。

 

なお、本枠組みは、以下より閲覧可能。
New America:Predictive Analytics in Higher Education:Five Guiding Practices for Ethical Use

 

Inside Higher ED:‘Conversation Starter’ on Ethical Data Use

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事