【ニュース・アメリカ】トランプ大統領、オバマ政権下で制定された教育関連規則2件を撤回

トランプ大統領は2017年3月27日、オバマ政権下で制定された、①幼稚園から高校3年(K-12)を指導する新任教員研修プログラムの要件を定めた規則と、②「全生徒成功法(Every Student Succeeds Act:ESSA)」の施行において州政府が従うべき概略を定めた規則の2つを撤回する法案に署名した。大統領は、ホワイトハウスで行われた署名式において、学校の自由を奨励するために更なる官僚制度を取り除いたと発言した。①に関しては、低所得層・マイノリティ・英語学習者・障害者などの生徒に対して十分な対応を行わない学校に対し、精査から逃れるための抜け穴を作ることになるとして、民主党議員が反対していた。また、②に関しては、教員・大学・州政府などからも不評であった他、共和党議員の多くは、教育省による越権行為と主張していた。なお、これら2つの規則は、前政権が政権交代前の60日間に制定した規則を新大統領及び議会が撤回することを認めた「議会審査法(Congressional Review Act)」の下で撤回された。

 

The Washington Post:Trump signs bills overturning Obama-era education regulations

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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