ベッツィー・デボス（Betsy DeVos）教育長官は12月3日、連邦学資援助年次会議（Federal Student Aid (FSA) Conference）において講演し、学生中心の連邦学資援助に向けた展望と取り組み現状について発言した。

 
この中でデボス長官は、負債額、今後の負債予想額、返済手段などに関する情報を提供するために開発され、2018年10月に発表されたアプリ「myStudentAid」について触れ、学生が十分な情報を得た上で学資ローンを利用できるようになったとしている。

 
また、オンラインでチャットボット「エイダン（Aidan）」機能が追加され、学資ローンに関する疑問に自動回答できるほか、「エイダン」が回答できない場合は、どこで回答が得られるかの提示ができるようになったことを紹介した。

 
さらに、デボス長官は、運営を改善し、学生により良いサービスを提供するために、学資援助局（FSA）を教育省から独立した機関にするという組織改革を提案した。これについて同長官は、FSAが教育省から独立して米国最大の民間金融機関となることで、世界トップレベルの機関として機能し、学生により良い情報や製品を提供できると発言している。

 
Department of Education：　Secretary DeVos Shares Vision for a Better, Stronger Federal Student Aid at Annual Training Conference