シカゴ大学(University of Chicago、イリノイ州)経済学教授のジョン・リスト氏(John List)は、学士課程に新たにビジネス専攻課程を設置する計画を提案していたが、学生及び教員からの反対を受けたために提案を取り下げたことが明らかにされた。
同大学は、国内トップクラスのビジネススクールを含め、多くの専門大学院プログラムで有名であるが、学士課程は一般教養教育に力を入れており、同大学で新たな専攻課程を設置するためには、大学全体の教員で構成される大学審議会(College Council)で過半数の承認を得ることが必要となる。
リスト氏のアシスタントによると、ビジネス専攻課程の新設案は取り下げられたが、ビジネスに重点を置くコースの設置は内部で承認されているという。ビジネス専攻課程新設の反対者は、同大学の伝統である一般教養教育を脅かす可能性があることを主な反対理由として挙げている。
なお、内部で承認済とされているビジネスに重点を置いたコースの詳細は、今後決定されることになる。
2018年4月10日
Inside Higher ED:No Deal on Business Major
【ニュース・アメリカ】シカゴ大学経済学教授、学生・教員の反対により、学士課程でのビジネス専攻課程設置計画案を取り下げ
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
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