【ニュース・アメリカ】サイエンス誌、再現性のない論文への対策として審査編集者統計委員会を編成

サイエンス(Science)誌編集長のマルシア・マクナット氏(Marcia McNutt)は2014年7月3日、掲載論文審査のピア・レビュープロセスに、統計検証を追加することを発表した。これは、データ分析における基本的な誤りの結果、科学誌に掲載された研究論文の多くにおいて、結果に再現性がみられないという事態の広がりを受けて、他の科学誌が採用した方針に追従するものとなっている。同誌は、米国統計協会(American Statistical Association)と協力して専門家7人を審査編集者統計委員会(statistics board of reviewing editors:SBoRE)の委員に指名し、内部の編集者、既存の審査編集者委員会、及び外部の査読者などから更なる精査が必要と指摘された論文に関しては、SBoREが外部の統計学者に当該論文の精査を依頼することになる。

URL1: http://www.nature.com/news/science-joins-push-to-screen-statistics-in-papers-1.15509#b1

地域 北米
アメリカ
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