【ニュース・アメリカ】オーバーン大学、2022年までにテニュアトラック教員500人を採用予定

 
オーバーン大学(Auburn University、アラバマ州)学長のスティーブン・リース氏(Steven Leath)は2018年3月29日、同大学が2022年までにテニュアトラック教員500人を採用予定であることを発表した。
 
同大学は、新規採用数は500人ではありながら、自然減と退職などの要因を含めると、現在1,144人の教員数は、2022年までに約100人増の1,250人になると見込んでいる。リース氏は、同大学は研究活動における成長が必要と考える一方で、授業指導も重視していることから、教員数増加を解決策として選択したという。大半の新規採用者は、農学・獣医学などを含むSTEM(Science, Technology, Engineering, and Mathematics)分野が中心であるが、芸術・人文学分野での増員もあるとしている。
 
新規教員採用分野の決定に関しては、農学教授のベス・ガータル氏(Beth Guertal)と工学教授のブルース・テイターチャック氏(Bruce Tatarchuk)がグループを主導している。新規教員採用に伴うコストは、給与及び研究施設の創設などを含めて1億ドル超となることが予測されるが、同大学は、最大規模の資金調達キャンペーンを終了したところである他、アラバマ州政府からの補助金も増額されることを見込んでいる。
 
大学教員の大量増員は、これまでにも複数の大学が発表しており、教員側からの不満で学内に対立が生じる場合もあるが、リース氏は、同大学では意思決定グループの主導を教授に依頼したことで、計画に対して教員からの信頼が得られることに期待するとコメントしている。
 
なお、オーバーン大学が発表したプレスリリースは、「Auburn University to hire 500 tenure-track faculty」で閲覧可能。

 

2018年3月29日
 
The Chronicle of Higher Education:Auburn Is Hiring 500 Tenure-Track Faculty Members. Here’s What That Means.

 

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