国防総省（Department of Defense）のアッシュ・カーター長官（Ash Carter）は2016年4月1日、マサチューセッツ工科大学（Massachusetts Institute of Technology：MIT）が主導する製造業者・大学・非営利機関など89組織から成るコンソーシアムによる革新的繊維・織物製造イノベーション研究所（Revolutionary Fibers and Textiles Manufacturing Innovation Institute）が、オバマ政権下で第8番目の製造イノベーション・ハブとしてマサチューセッツ州ケンブリッジに立ち上げられたことを発表した。本研究所は、連邦政府が拠出する7,500万ドルと、連邦政府以外の組織からの投資2億5,000万ドルを組み合わせた資金を利用して、超軽量・難燃性などといった特性を持ち、非常に強力で電子センサーを内蔵した革新的な繊維・織物の開発に取り組むことになる。また、同日、オバマ政権は連邦政府13省庁全体で優先度の高い先進製造技術の研究開発に対する投資の概観に関する報告書「先進製造業 ～連邦政府全体において優先度の高い技術分野の概観～（Advanced Manufacturing: A Snapshot of Priority Technology Areas Across the Federal Government）」を発表した。本報告書が特定する優先技術分野は、①先進マテリアル製造、②再生医療のためのバイオ製造、③医薬品の継続的製造、の3分野となっている。
なお、本報告書は以下よりダウンロード可能。
Advanced Manufacturing：A Snapshot of Priority Technology Areas Across the Federal Government[PDF:2.1MB]
