【ニュース・アメリカ】オバマ大統領、2015年大統領府サイエンスフェアを開催し、STEM教育支援のための民間企業・団体による誓約を発表

オバマ大統領は2015年3月23日、2015年大統領府サイエンスフェア(2015 White House Science Fair)(URL1)を開催し、全米で実施された40件以上のSTEMコンペで優勝した生徒100人超を大統領府に招待した。また、同フェアの一環として、大統領は、教育省(Department of Education)が5年間で2,500万ドルを助成する、科学・読み書きをテーマとした、幼児及び保護者向けの教育番組作成コンペを新たに開催することを発表した。大統領はさらに、STEM教育支援を目的とした民間企業・団体による誓約の内容を発表している。主要な誓約の詳細は以下の通り。

・米国大学の工学課程の学部長120人超が、エンジニア2万人超の養成を誓約

・ハワード・ヒューズ医学研究所(Howard Hughes Medical Institute)、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill and Melinda Gates Foundation)、及びサイモンズ財団(Simons Foundation)が新たに大学教員奨学金プログラム(Faculty Scholars Program)を立ち上げ、慈善家らが同プログラムの最初の5年間に約1億5,000万ドルを投資

・複数のセクタが合同で、STEM機会拡大を目的とした「レット・エブリワン・ドリーム(Let Everyone Dream)」キャンペーンを立ち上げ、9,000万ドル超を助成

・オバマ大統領の要請に応えて2010年に設立された、米国トップ企業のCEO連合「チェンジ・ザ・イクエーション(Change the Equation)」により立ち上げられた「STEMワークス(STEMworks)」が認める質の高いSTEM教育プログラムに参加する生徒数を、更に150万人追加

URL1: https://www.whitehouse.gov/the-press-office/2015/03/23/new-details-president-obama-hosts-5th-white-house-science-fair
URL2: https://www.whitehouse.gov/the-press-office/2015/03/23/fact-sheet-president-obama-announces-over-240-million-new-stem-commitmen

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育