【ニュース・アメリカ】エネルギー省とインテル社、米国初のエクサスケールスパコン「オーロラ」を構築へ

 
エネルギー省(Department of Energy)は2019年3月18日、インテル(Intel)社と共同で、米国初となる1エクサフロップ(exaFLOP)の性能を持つスパコンを構築することを発表した。
 
本スパコンシステム「オーロラ(Aurora)」は、エネルギー省傘下のアルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory、イリノイ州)において開発が進められており、科学研究・発見を飛躍的に進歩させるために使用されることになる。
 
インテル社との契約金は5億ドル超で、インテル社及び下請企業のクレイコンピューティング(Cray Computing)社からアルゴンヌ国立研究所に2021年に納品予定である。「オーロラ」システムの性能は、1秒間に浮動小数点演算を100京回実施可能で、伝統的高性能コンピューティング(high performance computing:HPC)と人工知能(AI)の両方に対処可能な能力と組み合わされたものである。
 
「オーロラ」スパコンの基盤は、AIとHPCの収束のために特別に考案されたインテル社の新技術で、クレイコンピューティング社の高性能且つ拡大縮小可能なスイッチ構成「スリングショット(Slingshot)」を含む次世代「シャスタ(Shasta)」ファミリーを使用する。
 
2019年3月18日
 
Department of Energy:U.S. Department of Energy and Intel to Build First Exascale Supercomputer
 

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