【ニュース・アメリカ】エネルギー省、ORNLに装備する最新スパコン「フロンティア」構築契約をクレイ社との間で締結

 
エネルギー省(Department of Energy)は2019年5月7日、オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory:ORNL)に装備するスパコン「フロンティア(Frontier)」を構築する契約を、クレイ社(Cray Inc.)との間で締結したことを発表した。
 
2021年納品予定の「フロンティア」の性能は1.5エクサフロップ以上で、世界最高の性能を持つスパコンとなる。同スパコンは、科学・技術イノベーションを促進すると共に、高性能コンピューティング及び人工知能分野における米国のリーダーシップ維持に貢献することが期待されている。
 
システム及び技術開発契約金は6億ドル超で、システムは、クレイ社の「シャスタ(Shasta)」アーキテクチャと「スリングショット(Slingshot)」相互接続を基盤とし、AMD社EPYC CPU及びRadeon Instinctグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)技術を導入する。
 
「フロンティア」の計算速度は、既存の最高レベルのスパコンの計算速度の約50倍で、1秒間に100京回の計算が可能になる他、ユーザーにバランスの取れた科学能力を提供するために設計された、新技術が複数導入される。
 
2019年5月7日
 
Department of Energy:U.S. Department of Energy and Cray to Deliver Record-Setting Frontier Supercomputer at ORNL
 

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