エネルギー省(Department of Energy)のリック・ペリー(Rick Perry)長官は10月25日、世界中で必要とされる安全且つ手の届きやすい価格の水の提供を可能とするために、「水の安全保障グランドチャレンジ(Water Security Grand Challenge)」を立ち上げたことを発表した。
本チャレンジは、賞金、コンペ、初期研究開発助成機会、パートナーシップなどを組み合わせて、
- コスト競争力のある清潔な水を提供する脱塩技術の開発、
- エネルギーセクタが廃水から生成した水を資源に転換、
- 新しい熱電力発電所における水への影響ほぼゼロの達成と、既存の施設内での淡水使用度の大幅低下、
- 都市下水からの資源回収の倍増、
- 都市部・僻地・先住民居住区・国家安全保障・災害対応用の、小型モジュラー式エネルギー・水システムの開発、
という5つの目標を2030年までに達成することを目指すものである。エネルギー省は、同チャレンジ実施にあたり、環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)と提携するが、他の省庁・企業・ステークホルダーとの協力機会も検討するという。
なお、「水の安全保障グランドチャレンジ」に関する詳細は、以下のサイトから閲覧可能。
Water Security Grand Challenge
2018年10月25日
Department of Energy:DOE Launches Water Security Grand Challenge