【ニュース・アメリカ】ウィスコンシン大学マディソン校、過去に他大学を中退した成人・退役軍人に復学・卒業の機会を提供するプログラムを立ち上げ

 
ウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin-Madison:UW–Madison)は2018年4月24日、過去に大学単位を取得したものの卒業していない25歳以上の成人及び退役軍人に復学・卒業の機会を提供する新規プログラム「バジャー・レディー(Badger Ready)」を立ち上げた。
 
同大学に編入する学生の成績平均点(GPA)は通常3.2以上であるが、「バジャー・レディー」プログラムでは、それ以下のGPAの学生も特別学生として受け入れ、同プログラムの下でUW–Madisonキャンパスにおいて最低12単位の取得を可能とする。そして、これらの単位取得におけるGPAが3.0以上であった学生は、編入生として同大学に在籍し、学士号取得を目指すこととなる。
 
本プログラムは、同大学の成人キャリア・特別学生サービス(Adult Career and Special Student Services:ACSSS)と入学・募集室(Office of Admissions and Recruitment)との共同プロジェクトで、障壁を克服して学位取得を目指す社会人学生を支援するものとなる。秋・春・夏学期からの開始が可能で、参加するためには、大学単位を保有しているものの未だ学位を取得していないことが条件となるが、過去にUW–Madisonに在籍したことのある学生は対象外となる。
 
また、主に地元の社会人を対象として考案されたプログラムであるものの、州内在住者であることは要件とされていない。ACSSSは、出願者の高校及び大学での成績と、キャリア・教育的目標を審査して合否を判定し、合格者には、プログラム期間を通して、ACSSS及び大学パートナーから学生指導が提供される。さらに、プログラムには参加したものの、同大学への編入条件を満たさなかった学生に対しては、ACSSSと学生が共同で、他大学において学位取得を完了するための次のステップを決定することになる。
 
なお、本プログラムの詳細は、「Badger Ready Program」で閲覧可能。

 

2018年4月24日
 
University of Wisconsin-Madison:Badger Ready offers second chance at completing an undergraduate degree

 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集
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