【ニュース・アイスランド・日本】教育及び科学技術の分野におけるアイスランドと日本の協力強化

2018年8月8日、Lilja Alfreðsdóttirアイスランド教育・科学・文化大臣と水落敏栄文部科学副大臣が、教育及び科学技術の分野における協力強化、並びに北極地域の諸問題について、アイスランドのレイキャビクにおいて会談を行った。

 

会談では、大学教育、良好な文化関係、男女平等の重要性、並びにノルウェー、スウェーデン、デンマークがすでに行っている両国の科学技術協力協定締結の可能性について意見交換が行われた。両国の大学間には34の交流協定があるが、アイスランドと日本の科学者は、遺伝学、地質学、数学、コンピュータ科学、天文学、物理学などの分野において約300本もの科学論文を共同発表している。

 

「日本は、特に北極地域における科学技術協力の拡大に大きな関心を示しており、これは本当に楽しみなことである。例えば、2019年春アイスランドが議長国を引き継ぐ北極評議会など、アイスランド政府は様々な問題について日本と密接に協力している。」と、Alfreðsdóttir大臣は述べた。

 

北極の重要性はアイスランドの憲法条約で認められており、アイスランドの外交政策の優先事項である。北極評議会において、アイスランドは特に北極地域の気候変動、海事、移住、繁栄について焦点を当てているが、この地域の研究や調査における国際協力の強化とこの分野を注視することこそ、直面している諸課題への対応に最善を尽くすための鍵となる。
なお、日本の国立極地研究所は南極、スバールバル諸島(ノルウェー)にある研究所、チョルネス及びフッサフェル(いずれもアイスランド)にある無人のオーロラ観測所を運営していることも注目に値する。

 

2018年8月8日

 

【出典】
Stjórnarrád Íslands(アイスランド官公庁):Aukið samstarf Íslands og Japan á sviði mennta-og vísindamála

地域 北欧・バルト三国、アジア・オセアニア
スウェーデン、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
国際交流 国際化