【ニュース・中国・イギリス】複数国の大学が中国の大学統一入学試験の成績を受け入れる

 
英国はこのほど、EU離脱(ブレグジット)後の移民に関する白書「The UK’s future skills-based immigration system」を発表し、この中で欧州経済領域(EEA)の学生かどうかに関わりなく、修士課程の大学院生か、学位授与権を持つ教育機関が提供する学部課程の学生は、卒業後、最大6カ月(博士の学位を取得している場合は12カ月)滞在でき、英国で仕事経験や先端的な科学技術にかかる職探しができるようにすると言及。あるメディアは、「Post-Study Work(PSW)」ビザの復活か、との見方を示している。
 
PSWビザ政策はまだ決定していないが、英国を含め、利益があると発表されている。2018年10月には、英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルと英国の大学24校が共同で設立した奨学金計画「GREAT Scholarship 2019」の応募が開始された。この奨学金計画は、中国人留学生のために設けられたもので、英国での大学院生(授業型又は研究型)、又はそれ以上の学位課程に出願中、又は出願を計画中の学生で、2019年秋季に入学予定の中国人学生が対象である。
 
このほか、英国の名門大学連合である「ラッセル・グループ」の加盟校、バーミンガム大学は、2019年から中国人学生は大学統一入学試験(高考)の成績で、同校の学部課程へ出願できると発表した。その後、英レスター大学、ダンディー大学、ケント大学、西イングランド大学なども相次いで中国の大学統一入学試験の成績を受け入れると発表している。
 
英国のほかカナダでも、医学部博士号課程の大学ランキング上位8校と総合ランキング上位3校の名門大学がいずれも、学部課程への出願に必要な条件として、大学統一入学試験の成績提出を求めている。このほか、オーストラリアの大学のうち24校が、中国の大学統一入学試験の成績を認可して受け入れており、同国8大名門大学のうち7校が、中国の大学統一入学試験の成績による学部課程への出願を受け入れている。中国の大学統一入学試験の成績を受け入れているオーストラリアの大学の大部分は、出願者の大学統一入学試験の点数として、少なくとも地元の二本大学(第二批次本科)の合格ラインに達していることを求めている。
 
2019年2月11日
 
青塔:多国高校接受中国高考成绩[来源:华商报]

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