2017年教育部産学連携人材育成協力事業・マッチング会が、2017年11月9日から10日まで北京で開催された。
教育部高等教育司の呉岩司長が題した『新時代に入り、新しい道のりを切り開き、戦いを攻略し、新しい工科の構築』の報告では、中国の高等教育が世界トップレベルへ参入していること、エンジニアリング分野へも突出的に表れているとしているが、一方で新しい工科建設は必須であり、同時に道徳や倫理、人文教育にも注意すべきだ指摘している。
産学連携人材育成協力事業の専門家チームリーダーで、ハルビン工業大学副校長の徐暁飛氏は会議で、『産学官連携人材育成協力事業の実施方法』を発表した。同氏は、教育部産学官連携人材育成協力事業において、次のステップでは時期を特定した業務メカニズムの改善、管理プラットフォーム構築による情報公開の改善、事業審査の強化による事業管理の規範化、プロセス指導の強化による事業の質の向上であると語った。
慧科グループの首席戦略官であり慧科研究院の陳瀅(えい)院長は高等教育の刷新には企業が教育製品の研究開発、教師の生態構造からいろいろな資源等を取り、新しい工科の構築を共同で推進・保障していくべきだと考えている。
教育部高等教育司は、2014年に産学連携人材育成協力事業を始動し、学校と企業をマッチングするプラットフォームを構築し、産業と技術発展の最新のニーズにより大学教育の教育改革を推進してきた。現時点で、すでに500社以上の国内外の著名企業と約1,000校の大学が協力し、1万8,000件近くの事業を立ち上げ、企業による経費支援は30億元に達している。
2017年11月14日