【ニュース・フランス】GIFAS(フランス航空宇宙工業会)会議開幕:2015年宇宙に関する展望

2014年は宇宙に関する特別で歴史的な年であった。その成果はA.T.V.(欧州補給機)打ち上げ成功、10年に及ぶ旅の末にTchouri彗星に巡り会った探査機ロゼッタとフィラエの着陸、そしてAriane6(アリアン)の開発者である欧州宇宙機関の加盟国が下した決定に代表される。
高等教育・研究担当大臣ジュヌヴィエーヴ・フィオラゾは2015年1月14日行われたフランス航空宇宙産業グループの会議でこう述べた。
フランスの宇宙関連産業の未来に対するフランスの野心はかつてないほど大きい。したがって必要な投資を集めるには、ヨーロッパレベルで行動しなければならない。ヨーロッパ諸国中、フランスは最先端を走る、もっとも野心的な計画の推進者である。去年、Ariane6を決定したことはこれを物語っている。
宇宙計画の複合性と広がりで(ギアナ宇宙センターの発射台への6億ユーロの投資を含む総額40億ユーロに上るAriane6への投資、欧州気象衛星開発機構ポーラーシステム・プログラムに対する41億ユーロ)いかなるヨーロッパの国も一国でこのような事業を行うことはできず、いまや相互協力が不可欠である。

環境問題への適用例
2015年11月30日から12月11日まで、気候に関する第21回会議がフランスで開かれることは、気候を理解する上で宇宙が重要な役割を果たすことを想起させるいい機会である。観測衛星によって得られる海洋表面温度のマッピングデータは気候の理解に際だった貢献をしている。

URL1: http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid85415/ouverture-des-rencontres-du-gifas-perspectives-spatiales-2015.html

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価