【ニュース・フランス】2018年Sjöberg賞:2人のフランスの研究者が受賞

 
Pierre et Marie Curie大学(UPMC)の生化学と分子生物学の博士号をもつAnne Dejean-Assémat氏は、(Institut national de la santé et de la recherche médicale:Inserm)の主任研究員である。彼女は学位論文作成のため、1980年にパスツール研究所に入所した。1985年、彼女はInsermの研究者として採用され、2009年にはシニア・リサーチ・ディレクターに昇進し、2010年にPasteur研究所で教授になった。Anne Dejean-Assémat氏は2003年から研究ユニット「核組織と腫瘍形成」(Pasteur研究所とInserm)を率いている。2014年のInsermグランプリを受賞。
 
医師で、理学博士であるHugues de Thé氏は、Collège de Franceの細胞・分子腫瘍学の主任教授で、Saint Louis病院の生物学者である。Inserm(1991、1993)の主任研究員であり、1995年に大学教授、病院医師に任命された。彼は1995年以来、研究ユニット「分子病理学とウイルス学」(Inserm、CNRS、Paris-Diderot大学)を率いている。彼はまた、2014年以来、Collège de Franceの教授でもある。
 
今日の研究により、他の形態のがんの新しい治療法の開発が期待される研究を行った、この2人の研究者をFrédérique Vidal(フレデリック・ヴィダル)大臣は祝福した。彼らはフランスの研究の力強さと栄光に貢献した。
 
Sjöberg賞は、がんの分野で大きな発見をした研究者に報いるため、2016年に創設された。スウェーデン王立アカデミー賞を受賞し、Sjöberg財団の資金提供を受けて、2018年の賞には、優秀な研究者の将来の仕事に資金を提供するため、100万ドルの賞金が与えられる。
 
同賞はまた、上海交通大学のZhu Chen氏にも授与された。
 
2018年2月12日
 
Prix Sjöberg 2018 : deux chercheurs français récompensés
 

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