Frédérique Vidal 高等教育・研究・イノベーション大臣と障がい者担当国務長官の Sophie Cluzel は今日、インクルーシブな大学のための最初の
全国モニタリング委員会を開いた。
今日、インクルーシブルな社会に向けた政府の優先事項の一つとして、この委員会では、関係省庁、高等教育機関の委員会、そして障がいのある
学生のキャリア改善に取り組む団体と連携する。
現在、約4万人の障がいのある学生が、大学、専門学校、高校で高等教育課程を受けている。障がいのある若者の高等教育への進学を促す政府の
取り組みにより、2017年から、障がいのある学生数は30%以上増加している。
高等教育・研究・イノベーション省の要請により、ほとんどの大学は現在、障がいのある学生の指導指針をもっている。学生の全体像を理解するため
に、大学やグランゼコールの障がい者ミッションの専門家と医学社会部門の専門家との連携が強化された。
高等教育の障がい者支援の専門協会(APACHES)は、進学希望の学生に対し、障がいと高等教育についてまとめたビデオを提供し、大学やグランゼコールの障がい者についての指針を広め、必要な支援を受けられるようにする。
全国モニタリング委員会では、学校教育と高等教育の接続に関する問題および全体的なアクセシビリティ向上の2つのワーキンググループを設立した。
これにより、教育課程、学生生活のあらゆる側面、デジタル環境、コンテンツ及び補償措置(人的支援、技術支援、試験の設定)の内容を知ること
ができる。
「私は、省の予算を用いて、教育機関にある障がいのある学生の博士課程の数を30(以前の25に対して)に増やし、機関に充てられる契約の延長
スパンを2倍に増やすこと(90ヶ月から180ヶ月)を決めた。この追加策は、広い意味で大学をこれまで以上にインクルーシブにするために、機関自体
が実施した取り組みを補完する」と Frédérique Vidal 大臣は語った。
「障がいのある学生の受け入れと支援は、すべての高等教育機関、大学、グランゼコール、すべての教育機関で継続的に改善していく必要がある。
これは、人々が社会生活に参画し、また解放されるための条件である」と Sophie Cluzel 長官は語る。
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Ministère de l’Enseignement supérieur:Premier Comité national de suivi de l’Université inclusive
地域 | 西欧 |
国 | フランス |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
人材育成 | 学生の多様性 |