政府は現在行われている政策に加えて更に追加の政策で、フランス国内に残る外国人学生や新型コロナウイルス感染症で仕事や研修先を
失った学生を支援するために200ユーロ (1人当たり) の特別援助を決めた。
5月12日から申請が可能となる。5月4日、Édouard Philippe首相は国会において、この衛生危機下において最も貧困であり孤立状態にある
学生のため、200ユーロ (1人当たり) の支援を行うことを発表した。この特別支援策は、国内の教育機関に所属（実習生や交換留学生は除く）し、
奨学金の需給の有無や国籍に関わらず、新型コロナウイルス感染症によって収入の低下を証明できる学生は受給することが出来るようにする
ものである。
高等教育・研究・イノベーション省Frédérique Vidal大臣は、この財政支援について「要請に従って、既に国家や機関が行った支援に
上乗せするものである。」と言及している。3月末には、既に収入が不安定な学生のために1000万ユーロが、支援されている。
この200ユーロ (1人当たり) の特別支援の対象となるのは、次のような学生である。
- この衛生危機下において仕事や研修先を失い、自宅待機の要請により収入が低下した学生。
- フランス国内に残った外国人学生で自宅待機の要請の影響を強く受けた学生。
しかし、この支援は政府が衛生危機下で実施する他の支援策（一時失業や個人事業主への支援）と同時に申請することはできない。
この支援策は、社会的基準における奨学金や緊急支援を補足するものとなる。
５月１３日
Ministère de l’Enseignement Supérieur, de la Recherche, et de l’Innovation：
Covid-19 : l’enseignement supérieur français mobilisé
