高等教育・研究・イノベーション省Frédérique Vidal大臣は、「起業家精神」計画の戦略委員会の設置に着手し、2020年6月23日第1回目の会議を
主催した。この計画は1年前から始動しており、将来学生起業家を増やしたいと大臣は強く希望している。この計画には次のような目的がある。
- 最終学年までに、起業するための最初の動機づけとなる教育課程を増加すること。
- 学業の障害にならないよう、在学中に起業プロジェクトを始めやすくすること。
- 学生起業家によって開発された技術を特に企業に向けて広めること。
- 起業に消極的な学生にも機会を与えること。
- より意欲のある学生を支援し、革新的な世界的企業の誕生につなげること。
- 最高基準のものづくりを行い、PEPITEプロジェクトの柱とすること。
コロナ後の状況において、技術に関する計画への挑戦、学生や若者を採用することは極めて重要である。計画目標を達成し、2021‐2022年度の
フランス国内外での挑戦的なPEPITE開発プロジェクトに財政支援するため、6月15日プロジェクトの公募が開始された。
PEPITEプロジェクトを通じて、地域のパートナーと共に活動する高等教育機関をできるだけ多く動員し、起業に関心を持つ学生や起業する
学生の数を大幅に増やすことを目的としている。
委員会の設置によって、PEPITEネットワークの具体的なプログラム(PEPITEの定義と「起業家精神」プロジェクト)の遂行が期待される。
Frédérique Vidal大臣は、学生、起業家、社会経済のパートナー、高等教育研究機関の従事者、および地域住民に共有される公共政策の指針の
基礎を構築するとしている。
第1回の会議おいて、新年度を順調に開始するための指針が決定された。委員会、PEPITE、関係機関をまとめ、テーマを担うグループが
作成される。委員会は4つの方針を基に11の提案を行った。
1.学業における起業家精神教育の在り方を再定義する。
1)起業することを学業の成功の一因とすること
2)起業家精神の指導を一般化すること
3)若手起業家を支援する教育研究者の活動を広めること
2.起業することについての考え方を変えること
4)若手起業家の社会への貢献を評価すること
5)卓越した「ロールモデル」を作ること
3.起業家を支援すること
6)中小企業と共に起業家精神を広めること
7)起業家の職業訓練契約を提案すること
8)起業精神教育を通して、高等教育を社会人再教育として位置づけること
4.若手起業家を誕生させ育てること
9)経済力のないプロジェクト実行者を支援すること
10)産業技術プロジェクトとの協力を推進すること
11)実験的施設を構築すること
Frédérique Vidal大臣指導の下、「起業家精神」国家戦略委員会は25人のメンバーから構成される。
6月24日
Ministère de l’Enseignement Supérieur, de la Recherche, et de l’Innovation:
Installation du Comité stratégique national du plan “L’esprit d’entreprendre”