有識者会議は、ノルウェー研究評議会(The Research Council of Norway:RCN)の研究機関への研究費配分の手続きの変更及び同評議会の運営費を8,000万ノルウェークローネ(約10億4,000万円*)削減することを提言した。
提言のポイントは、科学技術研究の質がより優先されるべきであり、研究費の配分に関する規則や管理は簡素化されるべきであるということだ。
本提言を受けて、ノルウェー研究評議会は議論を行い、研究の質が研究費の助成を行う上で重要な要素であることに同意した。しかし、運営費を8,000万ノルウェークローネ削減することについては認めず、今後、リスク評価に係る有識者会議に運営費削減の及ぼす影響について調査するよう提案した。
トルビョルン・ルーエ・イーサクセン(Torbjørn Røe Isaksen)教育・研究大臣は、本提言を手にして、2018年度の政府予算の検討に際して活用することを言及した。
*円表記はJSPSストックホルム研究連絡センターが追記
【出典】
University World News:Expert group recommends overhaul of research funding