ドイツ・フランスの知識・技術移転と先端研究を強化する両国合同プロジェクトの開始
共同資金助成ガイドラインにより、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)とフランス高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)は、メソッド指向の独立した科学パートナー間の研究協力と、研究機関と企業組織間の提携の両方をサポートする。これにより研究から実践への移転を強化する。本日(11月18日)の合同キックオフイベントが行われるフランス・ドイツのプロジェクトの開始にあたり、アンヤ・カリチェック連邦教育研究大臣は以下のとおりコメントしている。
欧州連合(EU)は世界的に見て、キーテクノロジーの最前線にいなければならない。人工知能(AI)の分野における研究と開発は、EUの競争力にとって極めて重要である。フランス・ドイツ資金助成ガイドラインにより、私たちはAI研究において協力し、両国がAI分野で先進的な技術の開発における国際的なリーダーになるための条件を整えている。私たちは長期的で協力的な関係や、欧州における、さらなる研究ネットワークを構築したいと思っている。このように、私たちは信頼できる「ヨーロッパ製のAI」の開発に重要な貢献を行い、私たちの技術的主権を強化する。」
背景:
2019年1月22日にアンゲラ・メルケル首相とエマニュエル・マクロン大統領によって署名されたアーヘン条約により、両国はフランス・ドイツ間の協力の重要性を再確認した。
2019年10月16日の仏独合同閣議で、アンヤ・カリチェック連邦教育研究大臣とカウンターパートであるフレデリック・ヴィダル高等教育・研究・イノベーション大臣、ペーター・アルトマイアー連邦経済エネルギー大臣とそのカウンターパートであるブリュノ・ル・メール経済・財務・復興大臣は、AI分野のフランス・ドイツ研究・イノベーションネットワークに署名した。
2020年4月、意思表明の一環として、ドイツとフランスはAI研究において協力をさらに増強することに合意した。二国間の研究協力のため、またAI分野におけるフランス・ドイツの協力を強固にする研究・開発プロジェクトのための共同資金助成ガイドラインは、この点を考慮して作成された。
現在、2つの枠組み(パートナー間及び組織間)の計20の共同プロジェクトに、合計で1,200万ユーロの規模の資金助成が提供されている。
2021年11月18日
地域 | 中東欧・ロシア |
国 | ドイツ |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |
国際交流 | 国際化 |
研究支援 | 研究助成・ファンディング |