2021年6月14日にタイ学術研究会議 (NRCT)と関係機関は、「新時代の困難な課題と研究者によりタイを推進」をテーマとして2021年度全国
学術会議(2021年度全国RGJ・RRI会議)を開催した。RGJ・RRI 会議において、Dr. Anek Laothammathat 高等教育科学研究イノベーション
(MHESI)大臣は、Royal Golden Jubilee Ph.D. プログラムおよび産業研究開発プロジェクトの下、同省の人材開発方針を発表した。
Anel 博士は、研究活動とイノベーションの目的は文明を持った先進国を作ることであり、MHESI が先進国レベルになるためには、研究・科学・
技術を用いて経済刺激策とし、中所得国レベルから抜け出す必要があると述べた。
あらゆる芸術や科学を用いて他国のように教え学ぶのではなく、イノベーションのためにイノベーションを創出するのでもない。タイが中所得国から
抜け出すためには、タイを推進する、すなわち「フリックする」芸術、科学、社会科学、人文科学の知識が必要なのである。
大臣はまた、他国のようにただ研究を続けても、大量の穴に予算を埋め込んでいるようなものであり、すべての穴を上まで埋める十分なリソースが
ないのだから、優先度を決め、注力する点を定めることが必要であると指摘し、少しずつ発展するのではなく、タイを20年以内に、ただしMHESI
については7-10年以内に必ずや先進国にするという明確な目標を持つ必要があると述べた。
この7という数字は、今後7年以内に月を周回する衛星を軌道に乗せるという目標のため、国立天文学研究所やキングモンクット工科大学北バンコク校
(KMUTNB)等の様々な機関・研究所を訪問した結果生じたものである。あらゆることには明確な旗印を立てる必要があるのである。
Anek 大臣はさらに「発展途上国から抜け出すには2つの方法がある。私たちは既に創造経済のDNAを持っている。科学技術に基づく経済に関しては、
私たちも一定の成果は出しているが、他人の技術に依存するという考えを捨てなければならない。」と述べる。
MHESI の政策は、発展途上国の科学政策であってはならず、先進国の科学政策でなければならない。 それには次の3つの重要な原則がある。
1つは、のろのろと進めないこと。大きな飛躍を遂げるために何をする必要があるか、私たちは何をすれば大きな飛躍を遂げられるのか、私たちは
それこそをしなければならないのである。
2つ目は、バイパスまたは近道となる何かをすることである。科学者になるには戦略的に考える必要がある。つまり、それがバイパス、迂回路、近道の
いずれであっても、必ずや道を見つけ、勝つために戦う必要がある。
そして3つ目は、現在の世界的な地政学的変化の傾向を知ることである。地理的に西半球だけでなく、東半球はとても重要になってきている。私たちは
対立を利用し、これら2つの大陸で可能な限り競争する必要がある。
MHESI は、外務省に次ぐ2番目の外交を担う省庁である。諸外国は、私たちの能力を知って いる。タイへ来て売りたい、協力を求めたいと思っている。例えばスイスのように、興味深く、科学技術の進歩を遂げている、優れた国の中には、私たちが見逃してしまっている国がある。
「私たちは変化を恐れてはならない。私たちは状況を好転させるものを探すよう努めなければならない。 5G、6G、AI などもそうである。誰かが6G
に移行するなら、すぐにそこに移行する必要がある。私たちは科学の分野を超えて働き、考える必要がある。タイの人々が冗談だと思っていても
実際は私たちタイ人にもできる、宇宙船が月へ行くという話のように、科学、 研究の未来があると信じ、思い切って考え行動し、考えや行動を
変えていかなければならないのだ。」とAnek 大臣は語る。
NRCT 事務局長の Wiparat De-ong 博士によれば、NRCT は研究・イノベーション奨学金の運営、ならびに研究・イノベーションの人材促進と支援
において重要な役割を果たしているという。
RGJ・RRI 会議において、NRCT は、農業研究局とは博士レベル人材の育成に関する奨学金の共同プロジェクトの協定に、KMUTNB とは産業界向け
の研究者・研究開発プロジェクトを共同支援する協定に、それぞれ署名を行った。
プロジェクトはどちらも、様々な分野での学術協力ネットワークの構築を目的としており、研究成果の学術面・社会面での利用を促進・奨励する
上でも役立つものである。
edunewssiam: รมว.อว.ตั้งเป้า“ดีด”ไทยประเทศพัฒนาใน 7 ปี แต่ต้องไม่สอน-เรียนตามก้นชาติอื่น
地域 | アジア・オセアニア |
国 | タイ |
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