「大学は、学生が思考力、分析力、評価力を身に付けることができるよう教えなければならない。大学は、学生のための学習空間へと変貌を
遂げなければならない。」
Suvit 氏は、大学が直面している次の課題はテクノロジーの崩壊であると述べ、ロボット工学と人工知能技術が教育分野を含むすべての産業を変革
しつつあると続けた。
Suvit 氏によれば、オンライン学習により、学生はキャンパスにいなくても、直接授業に出席しなくても、インターネットを介して同等の教育を
手頃な価格で受けることができるため、米国の大学の半数が今後数十年の間に閉鎖されるリスクがあるという。
「テクノロジーはいつでもどこでも学べるまでに進化した。もし大学がテクノロジーを 活用した未来の教育機関への転換を急がなければ、
時代に取り残されるリスクがある。」
「新型コロナの状況が良い例である。私たちは、世界中の学校や大学がいかに速くオンライン学習の導入を余儀なくされたかを見てきた。
しかも、人々はそれに慣れつつある。私は、オンライン学習の採用はパンデミック後の時代にも継続すると信じている。」と付け加えた。
大臣は、大学が避けて通れないもう一つの課題はグローバル化であると述べている。
「世界は既に一つの大きな経済圏となり、その内部では多くの小さな経済圏が互いにつながっている。大学は、学生がグローバルな視点を持つ
グローバル市民になるための教育をしていかなければならない。」
Suvit 氏は、近い将来、大学は学生数の減少に悩んでいる海外の大学との競争に直面することになると考えている。
「世界のトップレベルの教育機関は、より多くの顧客を見つけるために新しい市場にサービスを拡大していくだろう。また、才能ある人材が自由
に流入してくるだろう。タイの大学がグローバルな舞台での地位を向上させることができなければ、学生は大学に背を向けることになる。」
地域 | アジア・オセアニア |
国 | タイ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 政策・経営・行動計画・評価 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
人材育成 | 高技能職業人材の育成 |