角田学氏は国際協力機構(Japan International Cooperation Agency:JICA)の非常に優秀な専門家であり、2014年に彼を中心として開始したAFRICA-ai-JAPANプロジェクトの代名詞と言える存在である。
角田氏はこれまでも、高等教育分野を専門とするJICAの専門家として数多くの業務を遂行してきた。しかし、このプロジェクトにチーフ・アドバイザーとして派遣されたことは、明らかに彼のキャリアのなかでもっとも困難な課題であった。
これまで角田氏をはじめとするAFRICA-ai-JAPANプロジェクトのチームは、アフリカ大陸の夢の実現に向けて尽力してきた。この4年のあいだ、AFRICA-ai-JAPANプロジェクトはその要求に応えてきた。このプロジェクトでは、ジョモ・ケニヤッタ農工大学(Jomo Kenyatta University of Agriculture and Technology:JKUAT)と汎アフリカ基礎科学技術イノベーション研究所(Pan African University Institute for Basic Sciences, Technology and Innovation:PAUSTI)の研究環境の強化に取り組むとともに、両機関で取り組まれている応用的、学際的な研究を率先して促進してきた。
先日、角田氏はこのプロジェクトの任期を終えた。ジョモ・ケニヤッタ農工大学副学長のマベル・インブガ(Mabel Imbuga)教授は、送別の挨拶のなかで角田氏を永久磁石に例えて、アフリカにおけるその足跡は何年経っても忘れられることはないだろうと語り、その功績を讃えた。
2018年4月13日
JKUAT:Prof. Tsunoda: the man who dared to carry Africa’s Dream
【ニュース・ケニア・日本】アフリカの夢の実現に向けて尽力した、JICA専門家の角田学氏
地域 | 中東・アフリカ、アジア・オセアニア |
国 | ケニア、その他の国・地域 |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
社会との交流、産学官連携 | 産学官連携 |
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