ケニアの大学教員組合(Universities Academic Staff Union:UASU)は、所属メンバーに対してハラスメントを行ったとして警察と大学当局に抗議した。UASUのコンスタンチン・ワソンガ(Constantine Wasonga)事務局長は、ストライキを実施している教員は何らかの罪を犯した訳ではないと語った。
ワソンガ局長によると、警察と大学当局による行動は、平和裏に集会を開いたりストライキを行ったりする権利を保証した憲法に、明らかに違反しているという。また、ケニヤッタ大学(Kenyatta University)では教員によるストライキを解散させるために、警察が発砲したとのことである。
しかし、大学副学長委員会のフランシス・アドゥオル(Francis Aduol)委員長はUASU側のこの主張を否定するとともに、警察の目的は大学構内の安全を確保することにあったと指摘した。アドゥオル氏はさらに、大学当局が教員を脅迫するために学生を利用しているという主張も否定した。
2018年5月8日
Daily Nation:Uasu, VCs clash over harassment of striking lecturers
【ニュース・ケニア】UASUと大学当局、教員へのハラスメント問題をめぐって衝突
地域 | 中東・アフリカ |
国 | ケニア |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
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