【ニュース・ケニア】ケニアの教育専門家ら、大学の改革を求める

 
ケニアの教育専門家が大学に所属する研究者に対して、学生が卒業したあとに仕事を得るのを支援するために、自らの研究成果を商業化するとともに、イノベーションをもたらすことに集中するよう求めた。専門家らは、大卒者の多くが就職できていないことを非難したうえで、イノベーションをもたらしてこなかったとして大学を批判した。
 
ケニア総合予算調査(Kenya Integrated Budget Survey)が2018年3月に発表したデータからは、少なくとも140万人が失業していることが分かる。ジョモ・ケニヤッタ農工大学(Jomo Kenyatta University of Technology:JKUAT)のヘンリー・ブウィサ(Henry Bwisa)講師は、ゼテック大学(Zetech University)で開かれた国際会議で講演を行った。ブウィサ氏はそのなかで、ケニアの大学に起業家精神の涵養を重視するよう求めた。同氏によると、ほとんどの大学で卒業生は研究に関与しておらず、一部の研究者しか研究成果の商業化に取り組んでいないという。
 
2018年5月20日
 
Daily Nation:Researchers tell dons innovation the way to go
 

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
その他 その他
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