【ニュース・イギリス】QS世界大学ランキング2019の公表

 
2018年6月6日、クアクアレリ・シモンズ社(QS:Quacquarelli Symonds)がQS世界大学ランキング2019を発表した。(注:例年9月頃公表される、タイムズ・ハイヤーエデュケーション(THE:Times Higher Education)のランキングとは異なる)

 
ランキングの上では昨年に引き続き、マサチューセッツ工科大学(米)が7年連続での1位となった。続いて2位がスタンフォード大学(米、昨年2位)、3位がハーバード大学(米、昨年3位)、4位がカリフォルニア工科大学(米、昨年4位)、5位がオックスフォード大学(英、昨年6位)となっている。上位10位は例年と同様に、7位のチューリッヒ工科大学(スイス、昨年10位)を除き大半を英米の大学が占める形となった。

 
アジア圏を見れば、11位にシンガポール国立大学(シンガポール、昨年12位)、12位に南洋工科大学(シンガポール、昨年11位)が入っているほか、中国の精華大学が躍進著しく、過去最高となる17位を占めている(昨年25位)。

 
日本の大学については23位に東京大学(昨年28位)が入っており、2010年に同ランキングがTHEのランキングと分かれて以来の最高位を記録した。続いて35位に京都大学(昨年36位)、58位に東京工業大学(昨年56位)、67位に大阪大学(昨年63位)、77位に東北大学(昨年76位)が入っている。以下、300位までの結果では、111位に名古屋大学(昨年116位)、126位に九州大学(昨年128位)、128位に北海道大学(昨年122位)、198位に慶應義塾大学(昨年192位)、208位に早稲田大学(昨年203位)、260位に筑波大学(昨年250位)。

 
なお、評価指標については以下の要素から構成されている(昨年から変更なし)。

  • (学術界の)研究者による評判(40%)
  • 雇用者による評判(10%)
  • 学生一人当たりの教員数(20%)
  • 教員一人当たりの被引用論文数(20%)
  • 外国人教員比率(5%)
  • 留学生比率(5%)

QS:World University Rankings

地域 西欧、アジア・オセアニア
イギリス、中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事
大学・研究機関の基本的役割 教育、研究
レポート 海外センター