【ニュース・イギリス】教育・学生成果評価制度のガイダンス発表

 
2022年10月7日、学生局(Office for Students: OfS)は、大学やカレッジに向けた教育・学生成果評価制度(Teaching Excellence and Outcomes Framework: TEF)のガイダンスを発表した。同ガイダンスは、2023年のTEFの評価で大学やカレッジがどのように評価されるか、TEFの専門評価委員の評価方法を説明している。

 
OfSの管理下にある全ての大学とカレッジは、学部における質と、学生の成果に対する最低限の要件を満たさなければならない。TEFは期待を超える優れた教育が実施されていた場合、大学やカレッジ「金」「銀」「銅」のいずれかの評価を受ける。最低限とされる水準に達していない場合は「要改善」となる。

 
TEFの結果は4年間保証される。TEFの評価する委員会は学者、学生などを含む学習や教育の専門家で構成されている。それら評価者は、それぞれの大学やカレッジから提出された証拠書類、及び学生から任意で提出された書類やOfSが作成した数々の指標に基づいて評価を行う。また、学生の提出書類に関するガイダンスも同日に発表された。TEFの評価陣はそれぞれの大学やカレッジの学生とコースの配置などについて、学生の学術経験や評価、資料や教材、サポート、学生の関与、良い成果、教育的な利益などを考慮する。

 
TEFの参加は、規制枠組みのB6条件が大学やカレッジに適用される場合、参加は必須である。B6の条件に適していない大学やカレッジでも自主的に参加することが可能である。つまり、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドの大学も参加可能である。提出締切は2023年1月24日である。


学生局(Office for Students: OfS):Press and media


地域 西欧
イギリス
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