2022年8月4日、学生局(OfS) は デジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS) とともに実施した、国家デジタルスキルの試験的なプログラムに関する最終報告書を発表した。OfS は333,000ポンドを出資し、データサイエンスの要素を含まない学部生を対象として、基礎的なデータスキルを教える様々な方法をテストした。
この試験的なプログラムは、データスキルを早い段階で教えるほど、そのスキルを活用し、最終評価の際にそのスキルを使う前に、その重要性を実証していると報告された。また、試験的なプログラムで、多くの学生が、自分のキャリアにおいてデータスキルの重要性を認識していないこともわかった。イングランドの大学で助成金対象となった大学は、以下の7つである。
- Teesside University
- University of Hull
- Newcastle University
- University of Wolverhampton
- Solent University
- Birmingham City University
- University of Lancaster
2021年10月から2022年5月まで実施されたこのプロジェクトは、独立評価機関である Careers Research & Advisory Centre (CRAC) に委託する資金も含まれている。CRAC は、英国内外の大学やカレッジで非認識学生(特にデータサイエンスの要素がない学部生)に対しどのようにデータスキルを教えるかを特定し、幅広い証拠の提出を依頼された。これは、大学や大学関連の第3者によって提供されるデータスキルモジュールやその他の学習を特定するために、文献レビューやウェブ検索の形態を取っていた。
この試験的なプログラムは、人工知能とデータサイエンスの大学院への転向コースの延長の一環として資金提供がなされ、人工知能やデータサイエンス産業で過小評価をされているグループの多様性を高め、技術に関する格差を埋めることを示した。報告書は、6月に発表された政府のデジタル戦略を受けたもので、英国の求人広告における全職種の80%以上はデジタルスキルが必要とされており、技術分野の人材不足に取り組む政府の野望が表れている。
学生局(OfS): Students learn data skills best as part of other modules, says report
地域 | 西欧 |
国 | イギリス |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |