【ニュース・イギリス】高等教育規制当局、最新のロックダウンは学習機会の喪失につながるべきではない

 
2021年1月14日、学生局(OfS)は、大学が、学生に約束した授業内容とこれが不可能な場合の代替手段を届けるために大学ができることをすべて
行うべきであり、これには、追加の講義の実施、一部の課程の繰り返しもしくは授業料の返還が含まれると発表した。

 
イングランドの大学及びカレッジに送られた書簡において、OfS は、コロナ禍により引き起こされた混乱、特に最新のロックダウンの制限下での対応
に関する行動についての詳細を述べている。

 
ますます多くの大学が、取るべき適切な行動を検討し、ロックダウンの制限のため宿泊施設にアクセスできない学生を支援するための手はずを整えて
いる。OfS はまた、民間の宿泊施設提供者と関わりを持つことでどのように学生を支援するかについて検討するよう大学に働きかけている。

 
OfS は、支払われた授業料の返還を要求することができる法的権限を持っていないが、学生が教育から恩恵を受け続けることができるようにするため、
大学やカレッジが規制上の要件を満たし続けていることを保証するための行動を提示している。

 
本日 OfS は、授業内容と代替手段に関する学生とのコミットメントをどの程度満たしているかを評価するよう依頼している。大学は、以下について評価
を行う必要がある。

  • 大学が、2020/21学事年度にどのような授業内容と評価が行われるかということ、変更が行われる可能性があるという状況、そしてそれらの変更に必然的に伴う可能性があることについて、十分に新入生と在学生に確認したかどうか。
  •  

  • 2020年の秋学期の間、学生は約束された、そして提供された情報に基づき受けることを合理的に期待していた授業内容と評価を受けたか
    どうか。
  •  

  • 2021年の春及び夏学期の現在の計画は、学生が約束された、そして提供された情報に基づき受けることを合理的に期待していた授業内容
    と評価を受けることを保証しているかどうか。

 
大学は、規制上の要件に適合できなくなるかもしれないリスクがある場合は、OfS に報告することが求められている。OfS は、学生やその他
の者からの通告の結果、必要に応じて行動を起こし、追加の懸念がある場合は高等教育プロバイダーの評価のより詳細について要求する可能性
がある。

 
学生が、どのような授業内容と評価が2020/21学事年度に行われるか、もしくは約束通りに授業内容と評価が届けられなかった際に、明確な情報
を提供されなかった場合、大学は、授業料の返還もしくは他の形態の補償を積極的に検討することが求められている。OfS は、各大学に以下に
ついて行うことを求めている。

  • 公衆衛生上のアドバイスの必要条件の範囲内で、以前に学生に提供されたものとおおむね同等であるように、授業内容と評価の手段の
    さらなる変更を学生に知らせること。
  •  

  • もし学生が約束された授業内容と評価が受けられていない場合、授業料の返還もしくは今年届けられなかった課程の一部を繰り返す機会
    のような他の形態の補償を求めるための権利の付与について学生に知らせること。
  •  

  • 学生に、変更の意味するものや彼らの取りうる選択肢についての明確な情報、アドバイス及びガイダンスを提供すること。これには苦情
    を申し立てるもしくは補償を求めるためのルートの明確な案内表示が含まれる。

OfS は、コロナ禍における質と基準の保護に関し、改訂されたガイダンスを1月末までに発表するつもりである。これらの改訂には、試験や評価
の手法や、緩和もしくは例外的な状況を考慮する場合に大学がとるべき適切な方法についてのガイダンスが含まれる。要約すれば、我々のガイダンス
は高等教育プロバイダーがするべき以下のことを強調する見込みである。

  • 基準が確かなものであることを保証すること。
  •  

  • コロナ禍の影響を受けた学生のための適切なセーフティネットを検討し続け、例えば状況緩和対策の実行を通して、その影響を認識する
    こと。そのようなセーフティネットが整っていれば、大学は、コロナ禍によって引き起こされた初期の混乱の緩和のために2019/20学事年度に一部の高等教育プロバイダーによって整備された「無害化対策(※)」を提供することはもはや必要ないと決定するかもしれない。
  •  

  • 初期の段階で学生と評価や授与計画について適切に相談し、特に2010年平等法(Equality Act 2010)で保護される特性を持つ人々を含む、様々な学生のニーズについて検討すること。
  •  

  • 学生が、手法がどのように学生に適用されることになるのかについて質問がある場合、どこでさらなるアドバイスを求めることができるのかということを含み、高等教育プロバイダーができる限り早く行おうとしている手法を学生に知らせることを保証すること。

無害化対策:様々な高等教育プロバイダーがコロナ禍における学生の成績について救済措置を行っている。多くの高等教育プロバイダーは、学生
 の最終成績がコロナ禍以前の成績を下回ることがないように措置している。

 


学生局(OfS): Latest lockdown should not lead to lost learning, says regulator


地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 質の保証、教育
その他 その他