【ニュース・アメリカ】2019年に米国大学に在籍する留学生数、前年比で約3%減

 
国土安全保障省(Department of Homeland Security:DHS)が、学生・交換訪問者情報システム(Student and Exchange Visitor Information System:SEVIS)のデータを使用して作成した、米国における留学生に関する傾向・情報マップから、留学生数が減少していることが確認された。
 
具体的に、2019年にFビザ及びMビザを取得して学術・職業教育に就く学生数は、米国全体で2018年比で3%減であった。留学生数の減少が特に顕著であったのはカリフォルニア州で、2018年には19万5,265人の留学生が大学に在籍していたのに対し、2019年3月時点では18万6,928人であった。
 
この他、テキサス州で約5,000人減、ニューヨーク州で約2,000人減であることが確認されている。一方、マサチューセッツ州では、2018年の7万4,000人から2019年には7万6,000人に増加している。
 
これらの結果に対し、メリーランド大学(University of Maryland)国際教育担当次席副総長のデービッド・ディ・マリア(David Di Maria)氏は、驚く人はほとんどいないとコメントし、高等教育の政策・優先事項・支援は州によって異なることを認識しながら、インセンティブを含む留学生募集だけに留まらない連邦政府レベルでの国家戦略があれば、取り組み・資金などの調整が可能になると提案している。
 
なお、国家安全保障省が発表したインタラクティブマップは、「Mapping SEVIS by the Numbers」からアクセス可能。

 

2019年4月29日
 
The PIE News:US: SEVIS figures confirm international student drop
 

地域 北米
アメリカ
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