高等教育団体のコンプリート・カレッジ・アメリカ(Complete College America)、カレッジ・プロミス・キャンペーン(College Promise Campaign)、及び、アチービング・ザ・ドリーム(Achieving the Dream)の3機関は、大学を手の届きやすいものとすることを目的とした「カレッジ・プロミス(College Promise)」プログラムの現状を検証し、有効性の向上に向けた提案を提示した報告書「目的ある約束 ~卒業のために構築されたカレッジ・プロミス・プログラム~(Promise With a Purpose: College Promise Programs ‘Built for Completion’)」を発表した。
本報告書は、「カレッジ・プロミス」プログラムは44州の200以上のコミュニティにおいて導入されているものの、卒業せずに同プログラムを終える学生が多いことを指摘している。また、卒業率向上のためには、プログラムを提供する大学が、学位取得にあたって学生が直面する様々な障壁に対処すべきとしている。
具体的に、長期に亘るリメディアル講座受講に関連する問題や、受講可能な多様なプログラムに対する明確なガイダンスの不足などといった問題に対応するために、
- 各学期に受講する科目数を増やすことを学生に奨励、
- 「カレッジ・プロミス」プログラムに参加する各学生にカウンセラーを割り当て、キャリア及び学習計画策定を支援、
- 政策決定者に対し、「カレッジ・プロミス」プログラムへの長期的資金調達計画を策定することを要請、
なお、本報告書は、「PROMISE WITH A PURPOSE – COLLEGE PROMISE PROGRAMS “BUILT FOR COMPLETION”」(PDF:14.62MB)からダウンロード可能。
2018年5月3日
National Association of Student Financial Aid Administrators:Higher Education Groups Offer Recommendations to Strengthen College Promise Programs