2021年春学期を1月に開始する米国大学の多くにおいて、新型コロナウイルス感染者の急増、第一線で働く職員へのワクチン提供期間の確保、
及び、政府から新指針が発表される可能性などを考慮した上で、学期開始を延期する措置がとられている。
セトンホール大学 教授のロバート・ケルチェン 氏は、より多数の大学が春学期開始を遅らせたりオンライン講義に切り替えたりするだろうと
コメントしている。
また、大学危機イニシアティブ コミュニケーションディレクターのマデリン・ビューテンドープ 氏は、学期開始直後はオンラインでの開講が
賢明な策とコメントしている。特に、新規感染者数及び入院者数が急増しているニューヨーク州では、カゼノビア大学 のように春学期開始自体
を2月まで延期する大学も見られる。
但し、1月に入ってからオンライン講義への切り替えや対面講義開始の延期を学生に通知する大学もあることから、ケルチェン氏は、春学期開始直前
の変更は、大学側の状況予測が不十分であったことを示すものであることから、学生に不信感を与えかねないと警告している。
1月5日
Higher ED Dive: More colleges delay spring classes, return to campus
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
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