【ニュース・アメリカ】NSF、子どもを対象とする音声言語病理学のニーズに重点を置いた人工知能研究所を新設

 
米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は1月9日、子どもを対象とする音声言語病理学のニーズに重点を置いた人工知能(AI)研究所「卓越した教育のためのAI研究所(AI Institute for Exceptional Education)」の新設を発表した。本AI研究所は、音声言語病理学サービスの利用可能性を拡大する先進AI技術の開発を通して、同サービス利用可能性格差の縮小を目的としている。

 
NSF及び教育省(Department of Education)教育科学研究所(Institute of Education Sciences)からバファロー大学(University at Buffalo、ニューヨーク州)に付与された助成2,000万ドルが、研究所新設に利用されている。NSFプログラムディレクターのジェームズ・ドンロン(James Donlon)氏は、新設されたAI研究所に関し、NSF主導の下で過去に設置された18のAI研究所に続くもので、AI研究開発の革新的進歩に向けてAI研究・教育エコシステムを形成するものとした。同研究所は、子どもを対象とする万能型音声言語スクリーニング開発を目指しており、AIスクリーナーは、教室内での児童の様子を収録した動画・録音を分析し、個々の児童・生徒のニーズに応じたエビデンスに基づく介入の必要性を評価する。

 
なお、「卓越した教育のためのAI研究所」助成に関する詳細は、こちら(外部サイト)から閲覧可能。

 
1月9日


National Science Foundation: NSF announces new AI institute


地域 北米
アメリカ
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