【ニュース・アメリカ】大学で受講した講座とキャリアとの関連性が高いと考える者は、大学教育の価値を高く評価する傾向との調査結果

 
非営利機関のストラダ教育ネットワーク(Strada Education Network)と調査会社のギャラップ社(Gallup)は2018年4月4日、高等教育との関連性がその後の人生や価値観などに与える影響に関する調査「ストラダ・ギャラップ教育消費者調査(Strada-Gallup Education Consumer Survey)」において、3部構成の第1部となる報告書「大学から人生へ ~高等教育の関連性と価値~(From College to Life: Relevance and the Value of Higher Education)」を発表した。
 
本報告書は、現在雇用され、大学講座の受講経験のある18~65歳の米国成人7万8,091人から得られた回答に基づいて作成されたものである。
 
主な結果は以下の通り。

  • 大学で受講した講座がキャリアに関連していると考える回答者は、そうでない回答者と比較して、大学教育は投資の価値があるという意見に強く同意する割合が63ポイント高く、質の高い大学教育を受けたという意見に強く同意する割合が50ポイント高い。
  • 大学で受講した講座とキャリアとの関連性が非常に高いと考える回答者は、そうでない回答者と比較して、全般的に健康と回答した割合が18ポイント高い。
  • 大学教育とその後の人生の関連性評価は、消費者満足度評価において、大学入学標準試験の点数、学資ローン返済滞納率、平均学費コスト、卒業生の平均年収、卒業率などといった他の因子よりも強力な予測因子となる。

 

本報告書に続く第2部は、教育の関連性と専攻・キャリア分野との繋がりを検証した内容で、5月3日に発表予定である。また、第3部は、その後の人生との関連性のより高い教育を提供する手段を特定する。
 
なお、本報告書は、必要事項を記入して「From College to Life: Relevance and the Value of Higher Education」からダウンロード可能。

 
2018年4月4日
 
Strada Education Network:New Study Examines How Relevance of Postsecondary Coursework
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の就職
レポート 海外センター